企画概要
30周年記念事業の目的
1984年に設立されたSony Music Foundation(公益財団法人ソニー音楽財団)は2014年、30周年を迎えました。
これまでも、多くの音楽ファンの皆様に、良質な音楽を気軽に楽しんでいただくためのさまざまな活動を行ってきましたが、30周年を記念して、音楽ファンのみならず、より多くの人たちに音楽の素晴らしさを体験していただくと同時に、来るべき次の世代に向け、創造性に溢れた魅力ある事業を展開していきます。
30周年記念事業のメッセージおよびコンセプト
音楽の素晴らしさは、「聴く」ことで生まれる感動だけではなく、アーティストたちの演奏を「観る」ことや、そこから何かを「感じる」ことからも感動が生まれることです。そしてさらに、コンサートでは、その感動を多くの人と「共有」でき「共感」して、その場にいなかった人たちにも、その「感動」を伝えることができることにあります。わたしたちは音楽の持つ、この「感動」の広がりを、ひとりでも多くの人たちに体験してもらいたいと考えています。
そのために記念事業では、特に子どもたちに、普段なかなか接することの出来ない、良質な音楽を気軽に楽しんでもらい、いままで経験したことのないような感動を味わってもらえるような機会をいくつかご用意することにしました。そこから、これまでにない新しい音楽を創造する世代が生まれることを期待して。
30周年記念事業のラインナップ
超一流の演奏を気軽に楽しめる「10代のためのプレミアム・コンサート」シリーズの実施
- 「ヤング・ピープルズ・コンサート」でも知られるニューヨーク・フィルが日本の子どもたちへ特別に贈るプレミアム・プログラム
「アラン・ギルバート&ニューヨーク・フィルハーモニック」(2014年2月11日) - ベルリン・フィルの4人のホルン奏者による極上のアンサンブル。ハミル氏とメンバーのスペシャル・トークもお聴き逃しなく!
「ベルリン・フィルハーモニック・ホルン・カルテット」(2014年5月30日) - 弦楽四重奏の絶妙なハーモニーと、最高の技術に裏付けられたソロ。弦楽器の魅力のすべてが楽しめる一日。
「アルカント・カルテット」(2014年10月5日) - 木管とピアノの古典的名曲ベートーヴェン、木管五重奏の人気定番曲イベールなど、10代のためのスペシャル・プログラム。
「レ・ヴァン・フランセ」(2014年10月15日) - 海外でも高い人気と実力を誇る2人が、このコンサートのために初めて組んだピアノ・デュオ・プログラム!
「小菅 優&河村尚子 ピアノ・デュオ・リサイタル」(2014年11月4日) - 日本を代表するジャズ・サックス・プレイヤー本田雅人が率いるオールスター・ビッグバンドが10代に向けてジャズの魅力を伝授!
「本田雅人 B.B.Station」(2015年1月24日)
作曲家が生きた時代の演奏様式と楽器(レプリカ)で、実力派アーティストたちが演奏します。朝岡 聡によるわかりやすいお話と共に、音楽の旅へ誘う「レクチャー&コンサート」
一度は聴きたい、世界的に活躍するオーボエのスペシャリストによる「オーボエの祭典」
2014年4月 〜 2015年3月の期間限定で、開催にかかる経費の一部を当財団で負担
「Concert for KIDS〜0才からのクラシック®〜」「Concert for KIDS〜3才からのクラシック®〜」
※その他、通常実施している「0才まえのコンサート®〜ママのおなかは特等席〜」「Concert for KIDS〜0才からのクラシック®〜」「Concert for KIDS〜3才からのクラシック®〜」「日本赤十字社 献血チャリティ・コンサート」、「東日本大震災復興支援プロジェクト〜『第九』チャリティ・コンサート」は、これまで通りの実施を予定しています。