レクチャー&コンサート

コンサート・ソムリエ朝岡聡がご案内 「楽器と巡る音楽の旅」

第4回(フルート編)

当公演は終了いたしました。

日 時 2014年7月20日(日) 17:00 開演
場 所 東京オペラシティ リサイタルホール
ご案内役 朝岡 聡(各アーティストのお話もあり)
出 演 有田 正広[ルネッサンス・フルートからモダン・フルートまで]
仲道 郁代[チェンバロ、フォルテピアノ、スタインウェイ]
主 催 Sony Music Foundation(公益財団法人ソニー音楽財団)
使用楽器
  • フルート
    1630年頃のメルセンヌ・モデル(G. タルディーノ作、ローマ2001年)
    トーマス・ステインズビー Jr. (1725年頃ロンドン)
    H. グレンザー(1790年頃ドレスデン)
    C. ローラン(1815年パリ)
    ムラマツ・フルート SR(1999年所沢)
    他各種
  • チェンバロ
    フレミッシュ・タイプ(2013年久保田彰製)
  • ピアノ
    ツィッカーマン社製(山本宣夫改造)~J.A.シュタインのモデル(1790年頃ウィーン)による
    イニャース・プレイエル(1838‐39年パリ)
    スタインウェイ・コンサート・グランド(ハンブルク、Dモデル)
曲 目

C. ドビュッシー:パンの笛、またはシランクス
J. v. エイク:「笛の楽園」より「わが麗しのアマリッリ」
J.- M. オトテール&M. ランベール:ブリュネットとドゥーブル「ある日ぼくのクロリスは」
G. F. ヘンデル:グラーヴェとメヌエット ホ短調
M. ブラヴェ:フルートと通奏低音のためのソナタ 第2番 ロ短調
J. S. バッハ:ラルゴ・エ・ドルチェ(ソナタBWV1030より)
W.A. モーツァルト:フルートとオーケストラのためのアンダンテ ハ長調K.315(285e)
A. E. ミュラー/W.A.モーツァルト:モーツァルトの主題による変奏曲
Fr. X. モーツァルト:ピアノとフルートのためのロンド ホ短調
F. シューベルト:「しぼめる花」の主題による序奏-主題-第1変奏
〜デモンストレーション演奏〜 1829年〜1860年のフルートの吹き比べ
M. ラヴェル:ハバネラの形式による小品
F. プーランク:フルートとピアノのためのソナタ
福島和夫:「冥」

※曲目、曲順は変更となる場合がございます。予めご了承ください。

出演者プロフィール

有田 正広(ルネッサンス・フルートからモダン・フルートまで)

アラン・ギルバ-ト Alan GILBERT

桐朋学園大学、ブリュッセル王立音楽院、デン・ハーグ王立音楽院で研鑽を積み、ブルージュ国際音楽コンクール第1位など内外のコンクールで輝かしい成績を収める。コレギウム・アウレウムのメンバーを経て、ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ、クイケン兄弟、ピノック指揮イングリッシュ・コンサート、ピノック、ポジャーらとの室内楽など、内外の名手と盛んに共演。特にルネサンスから現代に至るさまざまなフルートを駆使する演奏は、有田ならではのもので、常に注目を集めている。またドイツのバッハ・アルヒーフの招請によりレクチャーを行うなど、研究者としても高い評価を得ている。

指揮者としては、1989年に東京バッハ・モーツァルト・オーケストラ結成記念公演を指揮してデビュー。2009年には同オーケストラを更に発展させ、ロマン派をレパートリーとする日本初のオリジナル楽器によるオーケストラ「クラシカル・プレイヤーズ東京」を結成。古楽器と現代楽器の枠を超えた新たな音楽的創造の領域へとさらに活動の場を広げている。
録音は「ドイツ・バロックのフルート音楽」(85年レコード・アカデミー賞2部門と文化庁芸術作品賞)、「パンの笛~フルート、その音楽と楽器の400年の旅」(99年文化庁芸術祭優秀賞)などDENONアリアーレを中心にリリース多数。最新ソロCDはモダン・フルートによる「J.S.バッハ:フルート・ソナタ集」である。
昭和音楽大学教授およびピリオド音楽研究所所長、桐朋学園大学特任教授。福岡古楽音楽祭音楽監督。第21回サントリー音楽賞受賞。
(2013年7月)

仲道 郁代(チェンバロ、フォルテピアノ、スタインウェイ)

仲道 郁代

©KiyotakaSaito

国内外での受賞を経て1987年ヨーロッパと日本で本格的にデビュー。リサイタルも全国各地で開催しており、中でも「ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会」とレコーディングは、作品への真摯な取り組みと音楽性が高く評価され「ベートーヴェン弾き、仲道郁代」という評価を確固たるものとしている。近年は、ショパン、モーツァルト、ベートーヴェンなどの各シリーズ企画、毎年恒例となったサントリーホールでのコンサートなどが好評を得ている。
他にも、子どもたちに音楽との幸せな出会いをして欲しいとスタートしたプログラム「不思議ボール」、各地の学校を訪問するアウトリーチ活動など、魅力的な内容とともに豊かな人間性がますます多くのファンを魅了している。
レコーディングはソニー・ミュージックジャパンインターナショナルと専属契約を結び多数のCDをリリース。著作には『ピアノの名器と名曲』、『ショパン 鍵盤のミステリー』『ベートーヴェン 鍵盤の宇宙』(ナツメ社刊)等がある。テレビ番組、新聞、雑誌、ラジオなどメディアへの出演も多く、音楽の素晴らしさを広く深く伝える姿勢は多くの共感を集めている。
2003年からは、地域社会の活性化と音楽文化の発展を目指し、財団法人地域創造理事、大阪音楽大学特任教授、2012年からは桐朋学園大学教授としても、積極的に活動している。(2013年6月現在)

仲道郁代オフィシャル・ホームページ
http://www.ikuyo-nakamichi.com

朝岡 聡(あさおか さとし/ご案内)

朝岡 聡

横浜生まれ。慶應義塾大学卒業後、テレビ朝日にアナウンサーとして入社し、各種スポーツ中継のほか「ニュースステーション」等で活躍。1995年よりフリーとなってからはテレビ・ラジオ・CMのほか、クラシック・コンサートの企画構成や司会でもコンサート・ソムリエとしてフィールドを広げている。とくに古楽とオペラではユニークな評論が注目を集めており、クラシックの語り部としても幅広く活躍中。ミラノ・ウィーン・パリなどを取材し、自ら撮影した写真とエッセイでつづった「いくぞ!オペラな街」(小学館)は、ヨーロッパオペラの旅の魅力を伝える本として好評発売中。

ブログ「コンサートソムリエ東奔西走」
http://satoshiopera.cocolog-nifty.com/blog/

公益財団法人ソニー音楽財団 30周年記念事業 きく・みる・かんじる・つなぐ 〜次の世代へ。良質な、新しい感動を〜

Sony Music Foundationは30周年を記念して、音楽ファンのみならず、より多くの人たちに音楽の素晴らしさを体験していただくと同時に、来るべき次の世代に向けた創造性溢れる魅力ある事業を展開していきます。

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