2024年07月26日
「Concert for KIDS~0才からのクラシック®~」公演レポート 第2弾
今回は全国ツアー公演レポート第2弾をお届けします。
有明海に面した自然豊かな佐賀県鹿島市の皆さまに長年愛されている鹿島市生涯学習センター エイブルホール。完売でむかえたコンサート当日。会場はまだ首の座らない小さなお子さまから、中学生まで、多くの子どもたちで溢れ、笑顔のあふれる1時間となりました。
会場に到着するとConcert for KIDSオリジナルキャラクターの「そらくん」がロビーでお出迎え。
愛らしい「そらくん」の姿に、子どもたちも興味津々!なでたり、一緒に写真を撮ったりと、子どもたちに大人気でした。
ホールの中に入ると、今度はステージに投影された可愛いキャラクターがお出迎え。あの動物は何かな?親子なのかな?兄弟なのかな?開演の前から、そんな親子の会話が聞こえてきます。
開演のベルが鳴り、ヴェルディ作曲 オペラ「椿姫」より『乾杯の歌』でコンサートはスタート。
ソプラノ・ヴァイオリン・ホルン・ピアノが奏でる軽快なリズムと美しい旋律に、子どもたちは早くも目を輝かせて聴き入っていました。
2曲目からは、コンサートに登場する楽器を順番に紹介。トップバッターは、みなさんおなじみのピアノ・・・!ムソルグスキー作曲「展覧会の絵」より『プロムナード』の演奏の後、ピアノの中川さんにインタビュー。中川さんがピアノを弾き始めたのは 7才のとき。色々な楽器と一緒に演奏できるところがピアノの大好きなところなんだそうです。
続いて紹介する楽器は「声」。ソプラノの鵜木さんが、「私が街を歩けば、みんな私の美しさに見とれるのよ」と、プッチーニ作曲オペラ「ラ・ボエーム」より『私が街を歩くと』を客席に降りてその美声を披露。
キラキラと透きとおった鵜木さんの声と演技に、子どもたちも心をつかまれている様子。間近に演奏を聞くことができるのもConcert for KIDSの魅力のひとつです。
次の楽器はヴァイオリン。エルガー作曲「愛の挨拶」を演奏しながら、礒さんがヴァイオリンで皆さんにごあいさつ。お子さまも、大人も、ヴァイオリンの美しい調べにうっとり。
演奏のあとは楽器の解説です。ヴァイオリンの弓に張られている白い糸のようなものは、馬の尻尾(しっぽ)なんですって!
最後に登場したのは・・・・ホルン!
山々を吹き抜ける風のような、爽やかなホルンの響きとともに、客席の後ろから突然福川さんが登場!どこから音が聞こえてくるのかな?お子さんたちはまわりをキョロキョロ、見つけた時はとっても嬉しそうでした。
「ぐるぐる渦巻いたホルンを伸ばしてみたら…?」特別にゴムホースと漏斗(じょうご)で作った“即席ホルン”で解説。ホルンと同じ長さ というそのホースの長さにビックリ!なんと約3.7メートル!「ちゃんと演奏もできるんですよ!」
Concert for KIDSの人気コーナーのひとつが、手遊びで会場の皆さんが参加するモーツァルト作曲「トルコ行進曲」。4パターンの手遊びの練習をした後、会場のみなさんと一緒に演奏。ちょっと難しい動きもあり、みんな真剣にそしてとっても楽しそうに演奏に参加していただきました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、コンサートは終盤へ。オペラやオペレッタの名曲に続き、最後の曲はエルガー作曲「威風堂々」です。
迫力ある演奏に会場からは鳴りやまない拍手が!
会場の皆さんの声にお応えして、アンコールはシュトラウス作曲「ラデツキー行進曲」。会場のみなさんも手拍子で演奏に参加し、クラシックの名曲が散りばめられた約1時間のコンサートが終演しました。
出演者からのコメント「Concert for KIDSのここが好き!」
お子さま連れも安心の設備
おむつ替えコーナーや授乳室、ベビーカー置き場など、安心してコンサートを楽しめる環境もConcert for KIDS~0才からのクラシック~の魅力です!
《演奏曲》
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- オペラ「椿姫」より『乾杯の歌』(ヴェルディ)
- 組曲「展覧会の絵」より『プロムナード』(ムソルグスキー)
- オペラ「ラ・ボエーム」より『私が街を歩くと』(プッチーニ)
- プリンク・プレンク・プランク(アンダーソン)
- 愛の挨拶(エルガー)
- チャールダーシュ(モンティ)
- 小鳥の歌~アイアイ(童謡)
- 組曲「惑星」より『木星』(ホルスト)
- ヴィラネル(デュカス)
- トルコ行進曲(モーツァルト)
- オペレッタ「メリー・ウィドウ」より『メリー・ウィドウ・ワルツ』(レハール)
- カルメン前奏曲(ビゼー)
- 威風堂々(エルガー)
- <アンコール:ラデツキー行進曲(シュトラウス)>
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