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2024年11月07日

清塚信也さん「こども音楽フェスティバル 2025」公式アンバサダー就任発表イベントレポート

こども音楽フェスティバル 2025」の公式アンバサダーにピアニストの清塚信也さんが就任! 10月4日(金)に都内で就任発表イベントが行われました。

 

こどもを対象にしたクラシック音楽フェスであることにちなみ、この日集まったのは新聞各社から派遣されたこども記者の皆さん。清塚さんは自身のコンサート・ツアー<清塚信也 concert tour 2024 「きよ疲れ、しませんか?」>の初日にもかかわらず、リハーサルと本番の合間をぬって駆けつけてくださいました。

(手を振りながらにこやかに登場した清塚さん。冒頭に行なわれたフォトセッションでも、少し緊張した様子のこども記者たちに気さくに話しかけて場を和ませます。)

 

清塚さんは、2022年に開催された第1回の「こども音楽フェスティバル」でも公式アンバサダーを務め、さらには配信総合パーソナリティとしても八面六臂の活躍をされました。第1回の思い出について、以下のように語ります。
 

「クラシック音楽、そしてこどもが対象のフェスということで、どういったお客さまが、どのぐらい来てくださるのか興味があったのですが、蓋を開けてみたらたくさんのこどもたちとともに、本当に幅広い層の方々が、皆さん思いおもいの楽しみ方をしてくださっていたのがすごく印象的でした。そのなかでも例えば、かまいたちをはじめ芸人さんが出てくれたステージでは、バラエティ番組のように笑ってくれたり。本当に賑やかで、そして知的で、素晴らしいフェスだなと感じました。」
 

 

続いては、こども記者からの質問。小学校低学年から高校生 まで、記者の年齢に合わせて親しみやすく、一つひとつの質問に真摯に応える清塚さんの姿が印象的でした。ヨミウリ・ジュニアプレスのジュニア記者、毎日小学生新聞の特派員との質疑応答の一部をご紹介します。
 
――「こども音楽フェスティバル」のアンバサダーとしての意気込みを教えてください。勉強と音楽をどうやって両立したかを教えてください。
 
「クラシック音楽に限らず音楽はすべて、聴いて心地良いかどうかだと思います。すごく直感的なものなので、こどものときからいろんな種類の音楽になじんだ方が人生が豊かになると思います。クラシック音楽に触れることも、非常に意義のあることなので、今回はお子さんを中心に、お子さんをお連れのお母さん、お父さんも含めて、みんなにとってクラシック音楽が身近なものになってくれればいいなと思っています。
 
勉強と音楽の両立について私は、いろんな教科をちゃんとこなしながらピアノのエキスパートになりたくて。日々練習するのは大変でしたけど、音楽が好きだからなんとか頑張りましたね。大人になってから、音楽のエキスパートになるには勉強も必要だってことがわかりました。たとえば社会、歴史とかの知識ってすごく音楽と関わってくるし、知らないとダメなことがたくさんありました。だからやっぱり両立はするべきだし、音楽につながる知識として、しっかり勉強しなくてはと思いました。」
 

 
 ――清塚さんは即興でピアノを弾いたりもされますが、即興で音楽を奏でているときのアイデアはどこから湧いてくるんですか?
 
「音楽的な勉強とか技術っていうのはもちろん必要なんですが、それだけあってもできなくて、いろんなことを体験したり、知ったり、読んだり、見たり、旅行に行っていろんな人と会話したり……つまり“人生よく生きる”っていうことで、そういうところからアイデアが生まれたりするんです。
 
たとえば今日、こういう場でお話しすると、いろんな性格の人がいるなとか、いろんな雰囲気の人がいるなって感じますよね。今日のあなただったら、こういう和音が似合うなとか。(♪即興でピアノを弾いてみせて)美しいでしょ? どういう音楽が誰に合うかを考えたりするには、その人がどういう人なのかを想像しなきゃいけない。だからいろんな人と会って、話して、いろんな体験をすることで、アイデアが湧いてきます。」
 

(こども記者と会話し、雰囲気に合わせて即興でフレーズを繰り出し、弾いてみせる清塚さん。)
 
――本番前に必ずやるルーティンとかってありますか?
 
 「私はね、ルーティンとか一切しません。まったくないっていうのがルーティン。ルーティンを作っちゃうと、それをやらないと弾けなくなったりしそうで。そうなると弱点だなと思います。だから、わりとリラックスして、ゲーム実況を見たり、西武ライオンズの試合を見たり。これをしなきゃ! って緊張する方に、あえて持っていってないかもしれないです。」
 

 

――清塚さんのようなユニークで親しみやすいキャラクターになる秘訣はなんですか?
 
「まずは人を好きになることです。LOVEです!」
 
最後に「こども音楽フェスティバル 2025」を楽しみにしている皆さんに向けてのメッセージをいただきました。
 
「音楽は直感的に楽しめるもの。子どものころから良い音楽に触れることによって、クラシック音楽が身近なものになってくれればいいですね。
 
クラシックにはあらゆる音楽の要素が入っていますから、誰しもどの曲かに共鳴できると思います。『こども音楽フェスティバル 2025』は盛りだくさんの内容でお送りしますので、ぜひお子さんも大人の方も、楽しいゴールデンウィークをお過ごしください!」
 

 
会見後、取材を終えたこども記者の皆さんは、清塚さんのコンサートが行われる東京オペラシティ コンサートホールのバックステージを見学し、コンサートも鑑賞しました。清塚さんはコンサートのステージ上でも「こども音楽フェスティバル 2025」の公式アンバサダー就任を報告。終演後にはアンバサダー就任を伝える「号外チラシ」が配布され、コンサートに来たファンの方々も喜んでいました。
 
来年5月の開催に向けて、出演者やプログラムなど今後の情報が楽しみです!

 

文:原 典子

 

こども音楽フェスティバル 2025
2025年5月3日(土・祝)~6日(火・休)
サントリーホールおよびその周辺
公式WEBサイト:https://www.kofes.jp/

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