2024年07月04日
「Concert for KIDS~0才からのクラシック®~」公演レポート
未就学の小さなお子さまとご家族が一緒にお楽しみいただける「Concert for KIDS」は、2024年にシリーズ開催25周年を迎えます。これを記念し、2024年度は、北海道から沖縄県まで、全国ツアーを開催します。今回は、2024年6月23日(日)に開催された蓮田市総合文化会館ハストピア(埼玉県)での公演の様子をお伝えします!
Concert for KIDSはこれまで300会場以上、14万人以上の方が参加した人気コンサート・シリーズ。蓮田市総合文化会館ハストピアでは初開催。会場にはたくさんのお子さまとそのご家族・保護者の方たちで溢れ、楽しくあっという間の1時間をお過ごしいただきました。
コンサートはまずヴェルディ作曲のオペラ「椿姫」より『乾杯の歌』でスタート。今日はどんなコンサートになるのでしょう。4名の出演者による息のあった演奏で、お子さまたちの目も早速釘付けに。楽しいコンサートの幕開けです!
1曲目の演奏の後は、それぞれの楽器のことを演奏と説明を交えながら進行していきます。まずひとつめの楽器は、黒くて大きい…ピアノ!
ショパン作曲「小犬のワルツ」の演奏の後、ピアニストの白石さんがいろんなことを教えてくれました。白石さんは3才からピアノを始めたそうです。「当時はまだ小さいから手をうんと伸ばして鍵盤を触っていました!」
会場には3才のお子さまもたくさん。今から練習すれば白石さんのようなピアニストになれるかも…!?
続いての楽器紹介は…「私です!」とソプラノの大森さん。誰もが持っている「喉」の中には世界で一番小さな楽器が入っています。
プッチーニ作曲のオペラ「ラ・ボエーム」より『私が街を歩くと』をステージ上だけではなく、客席にも降りて演奏。間近で観て聴く歌声にお子さまはもちろん、大人の方もうっとりされていました。
コンサートはテンポよくどんどん進んでいきます。次の楽器は…?今度は客席側からトランペットの上田さんがサプライズ登場!
ヴェルディ作曲のオペラ「アイーダ」より『凱旋行進曲』の演奏の後、トランペットの音の出し方を分かりやすく教えてくれました。ただ息を入れるだけでは、音は出ないんです…!
そして、今日紹介する最後の楽器。マリンバの浜さんが、いろいろな打楽器も一緒に紹介してくれました。マレットって何?マリンバと木琴って違うの?たくさんのことが分かるようになると、音楽はもっと楽しくなりますね。
全ての楽器の紹介が終わったところで、“日本のクラシック”ともいえる童謡を会場の皆さんと歌ったり、身体を動かしながらワルツを聴いてもらったり、音楽に合わせて手遊びをしたりと、音楽を聴くだけではなく一緒に演奏に参加していただきました。
コンサートはあっという間に終盤へ。
最後の曲はエルガー作曲の「威風堂々」です。時代を超えて愛されるクラシックの名曲を全12曲、あっという間の1時間でお届けしました。笑顔溢れたコンサートは、アンコールのアダン作曲「きらきら星変奏曲」で幕を閉じました。
<お客様の声>
- とても素敵な時間をしかも子どもと過ごすことができて満足です。
- また開催していただけると嬉しいです!
- 何十年かぶりに生のコンサートが聴けました。今回のように気軽に生の音楽に触れられる機会があるとうれしいです。
- 赤ちゃん連れでもこんなに気軽に来られて、質の高い演奏が聴けるのは素晴らしいと思いました。おむつ交換室も授乳室も用意され、本当に行き届いていると思いました。ありがとうございました。
- 終始子どもを喜ばせる仕掛けいっぱいで、幸せなコンサートでした。周りの小さなお子さんも、集中して聴いていました。
今回の公演には、「Concert for KIDS」オリジナル・キャラクターのそらくんも駆けつけてくれました。コンサートの思い出に、たくさんのお子さんたちが記念撮影をしてくれて、そらくんもとっても嬉しそうでした!ご来場いただきました皆さま、ありがとうございました!
◎今後の「Concert for KIDS」の予定はコチラからご確認いただけます◎
《出演者》
《演奏曲》
- オペラ「椿姫」より『乾杯の歌』(ヴェルディ)
- 小犬のワルツ(ショパン)
- オペラ「ラ・ボエーム」より『私が街を歩くと』(プッチーニ)
- オペラ「アイーダ」より『凱旋行進曲』(ヴェルディ)
- トランペット吹きの休日(アンダーソン)
- 道化師のギャロップ(カバレフスキー)
- シンコペーテッド・クロック(アンダーソン)
- 小鳥のうた~おつかいありさん~アイアイ(童謡)
- トルコ行進曲(モーツァルト)
- 「ラプソディ・イン・ブルー」より抜粋(ガーシュウィン)
- 威風堂々 第1番(エルガー)
- <アンコール:きらきら星変奏曲(アダン)>